近年は形やしきたりに縛られない「自由葬」と呼ばれる葬儀が増えてきました。
しかし、どこまでがOKで何がダメなのか、境界線もあやふやになってきているのです。
今回は私が千葉での葬儀の参列で経験した自由葬について紹介します。
今後の参考にしてみてください。
■友人の母の葬儀
参列したのは高校時代仲良くしていた友人の母の葬儀でした。
7、8年ほど前でまだ「自由葬」と言う言葉を聞かない時代だったと思います。
当時は斎場を借り、家族や親戚、友人、会社の関係者などを呼ぶ「一般葬」が普通でした。
しかし、私が参列した葬儀は自宅で行う「家族葬」だったのです。
■クラシックではなく…
私は「葬儀って斎場でやるものじゃないの?」と少し驚いてしまいました。
しかし、さらに驚くことがあったのです。
それは、流れている曲です。
友人はパソコンから故人が大好きだったK-POPを流していたのです。
曲が終われば次のCDを入れ…終わればまた次のCDを入れ…気づいた遺族が手動でCDを入れ直していたのが印象的でした。
後から聞いた話ですが、あのCDは全て故人が購入したものでよく聞いていたそうです。
■賛否両論ある葬儀
当時は「葬儀に流す曲と言えばクラシック」というイメージが強く、反対する親戚や参列者も多かったそうです。
これは千葉だからということではなく、おそらく当時のどの地域であっても同じような反応となったでしょうね。
しかし、家族全員が「好きだった曲を流してあげたい」と思い、故人のCDを使うと決めたのだとか。
その話を聞いて、「とても素敵だな」「大切にしていたCDを流して貰えて、故人も嬉しかっただろうな」と思いました。
最近はクラシック以外を流すのも珍しくありません。
故人が好きだった曲を流すのも良いですね。